今週の作品1
皆さんこんにちは。
今週書いた作品はこちらです。
「上則為日星」。
…なにがなんだかわからないですよね^^;
五言絶句の漢詩を書くことが多いのですが、
(五言絶句って!?ものすごく簡単に言うと、5文字で1脈の漢詩のことを指します)
今は文天祥作「正気歌」を書き進めています。
漢詩の構造や読む順番がわからなくても大丈夫です。
まずはこちらを読んでみてください。
①天地有正氣…天地に正氣(=気)有り
②雜然賦流形…雜(=雑)然として流形に賦す
③下則為河嶽…下りては則ち河嶽と為り
④上則為日星…上りては則ち日星と為る ※今週の作品
ここまでは、フムフム…。
①天地有正氣…天地に正氣(=気)有り
→この宇宙には森羅万象の根本たる氣があり、
②雜然賦流形…雜(=雑)然として流形に賦す
→本来その場に応じて様々な形をとる。
③下則為河嶽…下りては則ち河嶽と為り
→それは地に下っては大河や高山となり、
④上則為日星…上りては則ち日星と為る ※今週の作品
→天に上っては太陽や星となる。
ここまでくると、すこーし意味が分かってきますね。
この状態で改めて漢詩を見てみると、あら不思議!
読んでいるのは漢字なのに頭の中に情景が浮かんできませんか??
自然万物の法則を謳っている漢詩です。
これがまさに漢詩・漢字の魅力です。こんな感じで少しずつご紹介していきます。