今週の作品
皆さんこんにちは。
今週書いた作品はこちらです。
「於人曰浩然」。
前回ご紹介した「上則為日星」の続きです。(文天祥作「正気歌」より)
前回は④、今回は⑤です。
①天地有正氣…天地に正氣(=気)有り
②雜然賦流形…雜(=雑)然として流形に賦す
③下則為河嶽…下りては則ち河嶽と為り
④上則為日星…上りては則ち日星と為る ※今週の作品
⑤於人曰浩然…人に於いて浩然と曰い
①天地有正氣…天地に正氣(=気)有り
→この宇宙には森羅万象の根本たる氣があり、
②雜然賦流形…雜(=雑)然として流形に賦す
→本来その場に応じて様々な形をとる。
③下則為河嶽…下りては則ち河嶽と為り
→それは地に下っては大河や高山となり、
④上則為日星…上りては則ち日星と為る
→天に上っては太陽や星となる。
⑤於人曰浩然…人に於いて浩然と曰い ※今週の作品
→人の中にあっては、孟子の言うところの「浩然」と呼ばれ、
※浩然=水の流れや心などが広くゆったりしているさま
※「於」は、楷書体ではきへんで書いたりもします。
では本日はこのへんで。